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01 私の世界があったら
◆単語・熟語・慣用句訳 (発音、意味)
of late = recently 近頃
accustom 習慣づける
usurpation 略奪
conquest 征服
earl 領主
declare 宣言する
archbishop 大司教
agree 同意する
offer 差し出す
conduct 管理運営
at first 最初は
kindly 心から
pay 注意を払う
attention 集中
possibly どうにかして,何とか(疑問文、条件文で)
nothing but ただ~のみ
That’s it ! それだ !
If~,~would~ (仮定法)~だとしたら~は~だろうに
contrariwise 反対に
reside 住む
fancy 飾った
trousers ズボン
extra 必要以上の
how-de-do = how do you do
dozen 沢山の
within 内部に
babble さらさら流れる
brook 小川
wonderland おとぎの国
◆会話・シーンで使われた英語
… and had been of late, much accustomed to usurpation and conquest.
過去完了受動態(~されていた)【過去の時点までの継続】
Edwin and Morcar, the earls of Mercia and Northumbria declared for him, and even Stigand- Alice !
Hmm…?
Oh, I’m listening.
And even Stigand, the Archbishop of Canterbury, agreed to meet with William and offer him the crown.
William’s conduct at first was ・・・
Alice !
Will you kindly pay attention to your history lesson ?
★~してくれないか?
I’m sorry,
but how can one possibly pay attention to a book with no pictures in it ?
★どうして~が出来るの ?
My dear child, there are great many books in this world without pictures.
In this world perhaps.
But in my world, the books would be nothing but pictures.
★ただ~のみ
Your world ?
Huh ! What nonsense ! Now-
Nonsense ?
Once more. From the beginning.
That’s it Dinah !
★それだ!
If I had a world of my own, everything would be nonsense.
仮定法過去(もし…だとしたら、~は…だろうに)【現在の事実に反することを仮定・想像・願望】
Nothing would be what it is, because everything would be what it isn’t.
And contrariwise, what it is, it wouldn’t be, and what it wouldn’t be, it would.
関係代名詞 what = the things which
You see ?
In my world, you wouldn’t say “meow.”
You’d say “Yes, Miss Alice.”
Oh, but you would ! You would be just like people, Dinah, and all the other animals, too.
Why in my world-
Cats and rabbits would reside in fancy little houses.
And be dressed in shoes and hats and trousers in a world of my own.
All the flowers would have very extra special powers.
They would sit and talk to me for hours.
When I’m lonely in a world of my own.
There’d be new birds lots of nice and friendly how-de-do birds.
Everyone would have a dozen bluebirds within that world of my own.
★would ~だろう【推測】
I could listen to a babbling brook, and hear a song that I could understand.
★could ~できるだろう【可能性】
I keep wishing it could be that way.
★~し続ける【継続】
★~であればなぁ(現実的でない願望)【未来表現の仮定法】
Because my world would be a wonderland.
【英語講師、玲さんによるワンポイント英文解説】
★ Will you kindly pay attention to your history lesson ?
映画の中では、「アリス、これは歴史のお勉強よ」という言葉のみ出てくる文章ですが、文を訳すと、「歴史のお勉強に集中してくれない?」というような意味となります。
まず、will you~で、~してくれないか?という意味となります。
Will youは依頼を表すときにも、未来の意思を表すときにも使えます。
どちらの意味で使われているかは、その後の動詞の意味を見て、推測していくこととなります。
次に、pay attention toという言葉、これは「(to以下のことに)注意を払う」という意味があります。
to以下のことに注意を払うという言葉ですが、注意を払うというような直接的な訳し方をしていることは少なく、大体は、その文章の意味から推測して言葉を変化させています。
今回の文章であると、アリスが、お姉さんの読んでいる歴史の本の内容を聞かずに、飼い猫と遊んでしまっているため、見かねたお姉さんが、歴史の勉強に注意を払う、つまり「集中」してくれない?という意味を込めて言っているものと考えられます。
しかし、会話であり、言い方がこの言い回しの意味を含んでいそうなこと、姉妹の会話ということから、和訳分は簡略化されていると推測できます。
★ Nothing would be what it is, because everything would be what it isn’t.
直訳すると「そのままのものは何もない。しかし、何もかもがありのままとは違う」というかなりややこしい文章となります。
ここで使われているwould beは、仮想の結論を述べていて、その理由を次のbecause以降で述べています。
未来の表現であるwill beを仮定法過去で表現し、would beとなっています。
また、ここで使うWhatは先行詞を含む関係代名詞として使われています。
さらに、文中のitですが、Nothing would be what it is,で使われているitはNothingのイコールとなっており、everything would be what it isn’t.で使われているitはeverythingとイコールとなっています。
不思議の国のアリスの世界観を出すために、英語独特のかなりややこしい使いまわしが多数出てきますが、この文章もかなり特徴的となっており、直訳して日本語として理解するのは難しいでしょう。
【翻訳家Naokoさんによるワンポイント英文解説】
★ That’s it Dinah!
(そうよダイナ!)
このようにThat’s it!は「まさにそれだ!」という意味で使われます。
映像の中で、アリスはお母さんが言ったことからひらめいて“That’s it!”と独り言を言ったわけです。普段の会話でも相手の言ったことに対して、「そうそう!」って共感することはよくあるでしょう?そんなタイミングで使えるフレーズです。
この場合、お母さんが言ったこととアリスの間には少し距離があるのでThatを使っているのですが、目の前のものに対してはThis is it!が使えるのでセットで覚えておくといいです。
例えば、ずっと買いたいと思って探している服があったとします。そしてたまたまお母さんがお誕生日プレゼントにその服をくれたとしたら、目の前にあるので “This is it!” (まさにこれが欲しかったのよ!)と言えるわけです。
これでThat’s it!とThis is it!を使い分けられますね
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