002-01独立節と従属節) 対等と主従の関係

文の一部であって、しかも主語と述語をもっているものを節いう。

(1)独立節と等位接続詞

[例]

He is rich, but he is unhappy.

(彼は金持ちだ、しかし彼は不幸だ。)

He is rich もhe is unhappy もともに節で、しかもそれぞれ対等の関係で独立しているから、この2つを独立節といい、butを等位接続詞という。等位接続詞は他にand, or, for, so, norなどがある。

(2)主節と従属節

[例]

He said that he was ill.

(彼は病気だと言った)

that he was illは動詞saidの目的語でHe saidに従属している。このような節を従属節といい、He saidの方を主節という。

Though he is young, he knows everything.

(彼は若いが、何でも知っている。)

※従属節には、そのはたらきによって名詞節、形容詞節、副詞節がある。

002-02名詞節 what he says~

文中で名詞のはたらきをする節を名詞節という。〔->p. 370 (1)〕

[例]

⑴ What he says is true.

(彼の言うことは本当だ) [主 語

(2) I’11 ask her where she lives.

(彼女にどこに住んでいるかたずねよう)[目的語]

(3) The truth is that he told a lie.

(本当は彼がうそをついたのだ) [補 語]

(4) The fact that she was a doctor is not known.

(彼女が医者であったという事実は知られていない)[同格]

上の例の斜線の部分は名詞と同じはたらきをして ⑴ 文の主語

⑵askの目的語 (3)文の補語 ⑷The factの同格になっている。このような節を名詞節という。

※名詞節は、疑問詞やthat, whether, ifな座によって導かれる。

002-03形容詞節  ~who has just come in

※文中の名詞を修飾する節を形容詞節という。形容詞節を導く語は、関係代名詞と関係副詞である。

[例]

⑴ Do you know the boy who has just come in ?

(今はいって来た男の子を知っていますか)

(2) This is the town where he was born.

(ここが彼の生まれた町です)

(1)のwho … in は the boy を、(2)の where … born は the town を修飾している形容節で、(1)のwho は関係代名詞、また(2)のwhereは関係副詞である。

※形容詞節を導くのは、関係代名詞と関係副詞である。

002-04副詞節 ~if it rains

文中にあって副詞のはたらきをしている節を副詞節という。

[例]

I will not go out if_it rains.

(雨が降れば外出しない)

if it rainsはI will not go outを修飾している。このような従属節を副詞節という。またIf it rains, I will not go out.のように副詞節を主節の前におくこともある。

[例]のif it rains (雨が降れば)は条件を表しているが、副詞節は、時・場所・理由・原因・目的・結果・仮定・譲歩•比較・様態などを表す。

002-05不完全節 rain or shine

「主語+述語」の形式をそなえてはいないが、従属節のはたらきをするものを不完全節という。

[例]

I will go fishing, rain or shine.

(晴雨にかかわらず、釣に行きます)

このrain or shine は、節に必要な「主語+述語」の形式をそなえてはいないが、「降っても、晴れても」という意味で、主節のI will go fishing を修飾する副詞節と同じ役目(譲歩を表す)をしている。このようなものを不完全節という。