001-01文の要素 主語と述語
文は2つ以上の語が集まって、ひとつのまとまった思想や感情を表すものである。 文はふつう主語 と述語とに大きく分 けられる。主語は「~は(が)」 に相当し、述 語は「~する(である)」に相当する部分である。 英文和訳をするときも、和文英訳をするときもまず第一に、何を主語とするかが基本となる。
※主語になるのは、名詞、および名詞相当語句である。
001-02修飾語 アオイ空、ユックリ歩く
主語の中心となる語は、主として名詞で、述語の中心となる語は動詞である。文の中では、名詞や動詞には、たいてい修飾語が付く。
※形容詞は名詞を修飾し、副詞は動詞を修飾する。
001-03基本文型
第1文型 主語+自動詞
[例] The old man walked slowly.
(その老人はゆっくり歩いた)
上の文のslowlyはwalkedの修飾語である。これを取り除いても文は成立する。つまりwalkedはその動作が自身だけにとどまって他の事物に及んでいない。このような動詞を自動詞という。
第2文型主語+自動詞+補語
[例]1.This box is heavy.(この箱重い)
2. Ladies’ dresses sometimes look strange.
- の文でheavyを取り除くと文にならない。isという動詞は、heavyという語がついてはじめて「〜である」という意味を表すことができる。このような語を補語(Complemen)という。でもs t r a n g e があってはじめてlook は「〜に見える」という意味
を表すことができるので、strangeは補語である。
第3文型主語+他動詞+目的語
[例]The little girls picked flowers.
(少女たちは花を摘んだ)
pickedという動作は「摘んだ→(何を?)→花を」というように、flowersに及んでいる。このように動作が他の事物に及ぶ動詞を他動詞といい、の動作を受けるものを目的語(Object)という。
★V をb e 動詞に置き換えて意味が通じれば 第2文型、通じなければ第3文型である。
第4文型 主語+他動詞+間接目的語+直接目的語
[例]1. The sun gives us light and heat.
(太陽はわれわれに光と熱を与える)
2. He bought his son a watch.
(息子に時計を買ってやった)
他動詞のなかには、このように2つの目的語をとるものがある。2 つの目的語のうちの「~に」と授与の相手を表すほうを間接目的語、「〜を」と授与物を表すほうを直接目的語
という。 上の2つの例文では、us とhis son が間接目的語、light and heat とa watch が直接目的語である。直接目的語が後へくるのが普通であるが、前置詞を用いてこの順序を 次のように変えることもできる。その場合は第3文型となる。
The sun gives light and heat to us.
He bought a watch for his son.
第5文型 主語+他動語+目的語+補語
[例] Moderate exercise makes us strong.
(適度浴運動はわれわれを丈夫にする。)
makesはstrongがついてはじめて「~にする」という意味を表すことができる。つまりstrongは他動Hakeの補語である。
他動詞の補語は目的語について説明するもので、これをとくに目的格補語(Objective Complement)ともいう。
※目的格補語に対して笫2文型の補語を主格補語という。