英語教材、英会話教材としての「英語学習映画シリーズ」



1.効果的な学習方法


英語教材、英会話教材としての「英語学習映画シリーズ」の効果的な学習方法を紹介します。

@動画を再生し、目を閉じて音だけを集中して聞く
(どれだけ理解できるか、自分へのテストになります。)

A英語字幕を見てヒアリングをチェックする。
(聞き取れなかった箇所をポーズして確認し、どういう風にしゃべっているのか分析し、マネしてしゃべってみる。おそらく殆どが、前後の単語とくっついて、かたまりとなって発音されるためだと思われます。このかたまりのパターンを、体で覚えることがとても大切です。)

B意味が分からない単語や熟語があったら、ボーズして単語・熟語字幕を見る。
(中学生レベルの単語でも、場面によってさまざまな意味で使われるので注意して下さい。)

C覚えておきたいセリフをノートし、自分の言葉に置き換え(セリフの一部をアレンジし)、実際に外国人とのメールやチャットなどで極力使ってみる。


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2.映画での英語学習を勧める理由


@一般の英語教材、英会話教材(たとえはNHKの講座)などのスキットと比べてストーリーが面白いし、感情の起伏が豊富にある。だから学習自体が楽しくて飽きないし、退屈な反復学習にも耐えられる。多くの英語教材、英会話教材の最大の欠点は、学習者の意志が強固でないと、反復に耐えられない(続かない)のです。

A印象的な場面が多いから心に残りやすい。だから実際の会話でも場面を思い出すことによって応用がきく。殆どが実際の日常会話だから、非常に実践的ですぐに使える。言葉と背景の組み合わせは、テキスト中心の英語教材、英会話教材の学習に比べて、数段記憶に残る。

B専門用語が少なく80%以上は中学英語の単語、つまり基本単語の組み合わせで構成されている。従って中学英語の知識があれば十分理解できるし、基本単語の様々な使い方を学べる。

C状況や背景から、どういう場面でどういう言い回しが使われるのかを総合的に理解できる。たとえば同じ"Come on."や"Very well."でも場面によって全く使われ方が違うし、文頭の省略も多い。初対面での挨拶なども英語教材、英会話教材の定番である"Nice to meet you."はあまり使われず、実際には"How do you do ?"が殆どであったりする。

D日本人を相手にした英語教材、英会話教材の会話や発音ではなく、実際のネイティブ同士の会話であるから単語の省略や発音のくっつけや手抜き(?)が多い。実はこれが我々日本人にとって英語学習の大きな壁となっているが、実践英語ではこれらを克服する必要がある。そしてこれらを克服するには役者の台詞を実際にマネをして体で覚えるのが一番の近道である。

3.マネすることの大切さ


もし、映画の中で1対1の会話になったら、片方の役者のセリフをそっくりそのままマネして声に出してしゃべってみることを強くお勧めします。役者になったつもりで、出来ればセリフを暗記して感情を込めてしゃべってみて下さい。

そうすると、自分と役者の違いが明白になり、自分の弱点がどこで、どの部分がしゃべりにくいのか、また、相手のどの部分が聞き取りにくいのかが明白になります。

どのような科目の学習であれ、自分の不得意な部分を克服することが上達の近道です。スポーツでも何でも、すべての技能の修得は反復が不可欠です。

もし実際に以上のことを試してみるならば、映画が本物の英語を学ぶ「最高の英語教材、英会話教材」だと分かるでしょう。

4.遠いようで実は近道


映画の英語は難しい(特にリスニング)と思われがちですが(実際、難しいと思います)、長い目でみたら映画で英語を学ぶのは、他の方法より結局はかなりの近道です。

何でもそうですが、克服しなければならない問題は、出来るだけ早く克服した方がいいのです。数学同様、足し算・掛け算が分からなければ方程式が分からないように、聞き取れない部分は早く克服しないと、いつまでたっても正しい会話の応答が出来ません。

何故、映画の英語が聞き取れないのか? それは「本物の英語」だからです。私達は中学・高校と長い間、先生や生徒から「ニセ物」の英語を聞かされてきました。耳が「ニセ物」に慣れてしまっているのです。それで肝心の「本物」が聞こえないのです。

ネイティブも日本人相手ですと、その殆どは「日本人用の英語」で話します。それは、私達が日本にいる外国人に「外国人用の日本語」で話すのと同じです。確かに英会話教室に通えば、カタコト英語は身につくでしょう。でも、それ以上を望むならば、少々ハードルは高くても、表現豊かな映画から学ぶのが一番です。

5.使う言葉を選ぶ


自分の思考に合ってない英語教材や英会話教材の言葉をいくら覚えても、実際の会話では殆ど使えません。なぜなら、その言葉には心がないからです。心にもない言葉はとっさの場合に出てきませんし、相手への配慮にも欠けています。

文法中心の形式的な英語教材、英会話教材による反復学習やパターン学習が、なかなか身につかない一番の原因です。いくら機械的に会話のフレーズを沢山覚えても、心が伴っていなければすぐに忘れてしまいます

映画で英語を学ぶ場合も同様です。自分の性格や心情にそぐわないものは覚える必要はありません。覚えても実際には使えないからです。

逆に、自分のパーソナリティーに同調するものは、メモなどに取っておいて積極的に会話で使うといいでしょう。好きなセリフなどは自分の心にあっているから、すぐに自分のものになります。


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